人工内耳に対する携帯の通信方式による影響


ここでは電磁波などの電気的な問題について調べてみました。

実際に補聴器を使用している子供にとって、補聴器は安全であるのか?

まず一番の心配は「人工内耳」のお子様です。
音の電気信号を伝える為に、内耳に電極の埋め込みをしている関係上、電気・電波は当然発生します、この事による身体及び生活への負担はどうなのでしょう。
キッズ携帯を考える聴覚障害の児童の保護者には、最も心配な点ではないでしょうか。

伺ったところでは、人工内耳を装用されている方にとって、携帯電話による危険性はないようです。ただし、携帯電話を自分で使用したり、あるいは使用している人が近くにいると、雑音が聞こえる可能性があります。これは携帯電話から出ている電波の影響によるものです。
もし電車の中のような狭い空間で他人が使用する携帯電話からの雑音が気になる場合には、そこから離れるかスピーチプロセッサの電源を切って対応するそうです。

携帯電話を使用する場合についてですが、一口に携帯電話と言ってもいろいろな通信方式があり、通信方式によりそれぞれ電波の出力や波形が異なるため、人工内耳に及ぼす雑音の程度も異なることがわかっています。ですので利用する携帯電話の通信方式など、あらかじめ調べておく必要があると思います。

とはいえ、第3世代および第2.5世代のCDMA方式を用いたものであれば、まずは問題ないようです。NTTドコモであればFOMA(フォーマ)、auならばcdmaOne・CDMA 1X・CDMA 1X WIN、ソフトバンク=ボーダフォンならばボーダフォングローバルスタンダードなどの方式です。

PHSはこれらの携帯電話とは一線を画しており、音質も非常に良く、人工内耳への雑音の影響はほとんどないようですので、現状では人口内耳のキッズ携帯としては、PHSがお勧めではないでしょうか。

また、近い将来、新しい携帯電話会社が参入しTD-CDMAという方式を採用するという話もありますが、この方式による人工内耳に及ぼす雑音の影響は現時点ではわかりません。

これからますます電話会社の参入などで、通信方式が変わるかもしれませんので
それらの情報はいち早くキャッチするようにしたいものです。


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