保育園・幼稚園


私の子供は0歳から3歳まで一般の保育園に通いました。

まだまだ、乳幼児だったのでお話の面でも運動の面でも、大差が無いように感じることが出来ました。はっきりと違いが出始めたのはやはり、30ヶ月あたりからです。 話せないというよりも、入っていけない、指示が通らなくなってきました。この頃から、皆は一人遊び~グループ遊びへと移行していくのだと思いますが無論グループには入りません。お友達にひきづられるようには遊んでいましたが、遊んでいる内容は把握できていないと思いました。

遊びの面だけでなく作業面もそうです。何かを製作するのに、36ヶ月くらいなら「何を作っているのか」を理解して製作でき始めます。 ところが、状況判断が判りにくい難聴の子供は「ただシールをはるだけ」「ただ切る」という行為にしか過ぎません。

保育園にもよるのでしょうが、我が家の難聴キッズが通っていた保育園はとても協力的で、私のほうで作成した、難聴や障害の事などを印刷したプリントを父兄の皆さんに配布していただいたりもしてもらえました。お友達に「お返事が無い」などの不可抗力な行為で、傷つく事がないようにご父兄にお願いできることと、「聞えない」という事を知っていただけることはありがたい事でした。

たくさんのお友達に囲まれるのはよい事でしたが、その中で個人の成長が見えなくなって「お客さん」のようになり始めたのも、36ヶ月を越えたあたりでした。この頃には、私たち家族も「普通」という概念がなくなっていましたので、「一番今必要なところ」に目を向けるようになっていました。

保育園は体にも心にも成長が見られる場所です。難聴の子供でも、たくさん学んでこれますね。是非近くの保育園などを見学させてもらってください。その中で、親としての教育方針も徐々に決まってくるかもしれません。あわてず、あせらず選んであげたいですね。

一般の保育園をお考えの方は、障害者手帳をお持ちであれば「加配保育士」の先生が専属についてくれます。とてもありがたいことですので是非申請してくださいね。利用できるものはどんどん使っていきましょう。


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