補聴器の必要性や管理


両耳装着について

片方の聞こえが良かったり、逆に片方だけが殆ど聞こえなかったりと人によって聞こえには差があります。ただ、単純には、耳は2つありますので生理的にも両耳で聴くほうがいいでしょう。

補聴器を両耳に装用することのメリットは以下の通りです

1、音の方向が分かる
2、遠くの声が聞こえやすい
3、両耳の聴く力(理解)が保たれる
4、音を聞き分けやすくなる
5、言葉の聞き取りがよくなる
6、楽に聴こえる

など、メリットも多くあります。

また、片耳だけだと補聴器の音量を大きくして調整しまいがちなので耳への負担が大きくなります。1つの耳(補聴器)で聴くようになり、車の音や生活音の位置がハッキリしない場合もあり、音声のためと言うよりは、方向性のためにも両耳装着が良いかもしれませんね。

最近の高額な補聴器は雑音制御などで装用感がよくなっていますので片耳でも聞こえるの場合もありますが、出来るだけ、両耳に装用して補聴器の音量を下げ(雑音も下がる)負担も減らす事を、薦められます。ただ、左右の聴力によりますので断言は出来ません。両耳で聞いたことない人は、ぜひ体験してみて必要性を確かめてみてくださいね 。

パソコンでの聴力測定

面白いものもありますね。

運指チューナー for Win

無料ダウンロードするとスピーカー等から出ている音量(dB)をパソコンで測れるというものです。このソフトを一緒に利用することで自分の聴力がどれくらいか正確に測定できます(ヘッドホンを使用するともっと正確です)。この運指チューナー for Win を利用するにはマイクが必要です。(パソコンにもマイク端子が必要)

1)スピーカーで測定する場合は耳から1メートル以内でする。(耳に近すぎるときは音量に注意)ヘッドホンではやりにくいと思うのでおすすめできません。
2)補聴器を装用せずに周波数の「30」の音量をボリュームで微かに聴こえるところに合わせる。
3)補聴器を装用し↑で合わした周波数の音量を1つずつ下げて、補聴器を装用していないときと同じぐらいの音量を探す。
4)補聴器を装用してないときと装用しているときの差が補聴器の効果(利得)です。
5)各周波数ごとに調べると、より補聴器の効果が明確になります。

*これらの検査結果は個人の目安として行ってください

聴力測定などでに関して発生したいかなる問題に対しても作者は責任を負いません。聞こえづらい周波数域ではついつい音量を上げてしまいがちですが、使用者の責任において耳の健康を十分に気をつけてくださいね。子供さん、高齢者は必ず付いてあげましょう。できればスピーカー、ヘッドホン等をご利用下さい。ノートパソコンだと音が割れたり正確な周波数の音が出なかったりします。

夏場と冬場の補聴器管理

夏場の管理
夏はとにかく「汗」ですね!最近では生活防水型の補聴器もありますが、それでも長く快適に使うためには水分には十分注意が必要です。

解決策
子供さんなど汗を大量にかく場合は、手作りの「補聴器キャップ」などをつけます。布製で作ります。いらなくなった靴下や伸び縮みする布を補聴器のマイクが隠れないように保護します。これで少しは直接汗が機械に侵入するのを防げます。実際、私も夏場補聴器をみると「電池が汗でさびている」事があります。プールなどもありますので、水分の付着が多いからでしょうか。気をつけなくてはなりません 。

冬場の管理
寒くなって来ると、聞こえが悪くなったりします。原因は結露の場合が多いです。外気温の差によって起こりますので、補聴器を冷たい場所に保管していて、急に装用すると体温で温まり結露が付いたり、暖かい場所にいて急に寒い場所に移動しても発生する場合があります。耳穴式の補聴器には、あまり起きない現象ですが、耳かけ式の補聴器だと補聴器と耳栓を繋いでいるチューブにも水滴が溜まります。そうなると、急に聞こえなくなったり聞こえにくくなったりします。

解決策
気温差のあまりない場所に保管したり、気温差がないようにしたりするのがいいのです。チューブの中に綿の糸を入れて(「こより」のようにします)、糸の先を少しチューブから出す様な感じです。補聴器を購入したときにグッズとして簡易ポンプ?のようなものがもらえたりします。コレを利用して、水滴が溜まっているようなときは、補聴器からチューブを外しポンプで押し取ります。簡単に取れます。チューブに付くということは補聴器本体の内部にも付く恐れはありますので管理は必要です。水に(汗、結露)故障も多々ありますので保管時にはいつも多めに乾燥剤を入れておくほうが心配がないですね。

ドライケースへの保管は怠らないように気を付けましょう!又、たまには「イヤーモールド」自体をはずして洗いましょう。耳垢などの汚れで穴をふさいでいる場合もありますから。

ドライ&ストアについて

管理が面倒だったり、より清潔に使いたい場合はドライ&ストアというものもあります。「ドライ&ストア(補聴器専用)」は、乾燥剤、紫外線ランプ、ファンの三つの方法で補聴器をきれいにする装置です。紫外線ランプで補聴器や人口内耳ヘッドセットの表面を清潔にした後、適度に暖かい乾燥した空気をファンで循環して水分を取り除きます。さらに、使い捨て乾燥剤で補聴器についた耳垢の水分を吸収し、湿気による補聴器の故障を防止します。炭素でできた乾燥剤は脱奥効果が高く、悪臭がなくなります。補聴器についている耳垢の水分も取れますので、耳垢も取れ易くなり、補聴器、人工内耳の音が明瞭になります。
金額は¥19000~¥20000程です


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