「耳のマーク」もあるんですよ。どこかでご覧になった事はないですか?
白地に緑色で耳のマークが描かれ、耳に音が入っていく動きを矢印で表現しています。市役所・病院など公共の施設では、このマークの提示で「手話や筆談」に切り替えてくれます。
聴力障害は「見えない障害」といわれています。
目の不自由な方なら白い杖を持っていたり、足の不自由な方は車椅子を使う事で、近くの方の援助がうけやすかもしれません。
しかし、難聴・ろう者は「見た目では聞こえない」と言う事がわかりにくいのです。この為、本人(聴覚障害者)の思わぬところで、「無視された」「返事がない」などと誤解を受け、周囲から理解されにくいのではないでしょうか。(現在では補聴器も色んなカラーバリエーションがあるので、目立つ色なら補聴器をつけていることが解りやすくもなっています)
人ごみの中で後ろから話しても返事がない、車のクラクションを無視する、自転車のベルにも注意を払わない... などなど...
もしかしたら、その人は「聞こえていないのかも」知れません。
このようなマークが普及する事で、聴覚障害者も安全に生活できる、「聞こえない」を理解が出来る街になれば、とっても「うれしい」&「ありがたい」事です。
またこの「耳マーク」は全国の様々なサークルや個人で マークをデザインした ブローチ、ネックレス、ネクタイピンも製作されているようです。身につけている人を見かけたら、筆記で伝言してあげてください。
私も、「耳マーク」のシールを作って、子供の持ち物に貼ったりしています。こうすることで、周囲の方に「耳にハンデがある」という事を少しでもご理解いただけたらな~と思っています。
この「耳マーク」を身に着けている人を見かけたら、温かく見守ってあげてください。