難聴児の記録帳


子育て日記みたいなものです。

少し、普通の子育て日記と違うところは
「言葉の数」「や「発音」などが記載されているところでしょうか(^_^)

この日記は自分の心の記録にもなりますし、成長もわかります。

我が家では、発見が遅く2歳10ヶ月での難聴発見でしたので、「遅すぎるかも!?」「今からでも大丈夫なのか?」と不安も一杯でした。
言葉は少なかったですが、ゼスチャーや指で十分日常生活に支障はなかった(親子間では)ことも、発見が遅くなった理由の一つです。

療育センターの先生から
「日記や記録をつけたらいいよ」と進められ始めました。

愕然としました。
意思の疎通は出来ていると思っていたのに実際に「話せる言葉」をノートに書くと・・・

たった「12言葉」でした・・・。

ここから、私の日記と記録は始まりました。

どんなカードを使ったか?
何の言葉が理解できたか?
話せる言葉とゼスチャー言葉を分けて数える
どんな体験で、どんな言葉を感じたか?

などなど。。

丁度、3歳から始めた「12言葉日記」は、6ヶ月で「99語」になりました。

初めはゼスチャーで理解したら「黒丸」、
かたこと言葉に成ったは「紫」
完全に使いこなせるは「ピンク」・・・

こうやって分けながら言葉を記録しました。この記録には補聴器をし始めた日々の時間の記録もとっています。

「言葉の成長と補聴器の記録」のほかに、自己紹介ノートも作っていました。

これは、我が家の難聴児は生まれつきの先天性
「15番部分トリソミー」という、意味不明な疾患を持っていたので、難聴とわかってから病院や知り合いの紹介で色んな場所に行く事が多かったのです。

少々の時間話ても、理解してくれる事柄は少ないような気がして、尋ねていく前には必ず、この成長ノートのコピーを前もって渡しておきました。
この中には、私の疑問点や質問も書いてありましたので、当日には限られた時間の中でも、十分な成果があった様に思います。

たまに見返すと「あ~こんなに成長したんだ~」と感心します。
言葉は、月齢のお友達の10分の1にも満たないけれど、我が家の難聴児はゼスチャーや手話を駆使して「お話」しています。

この記録は、今では私の「宝の記録」です。


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